もしかすると、Burroughsとmusicianの共演では、これが一番有名かもしれない。
でも、完成度は一番低い、という変わった作品。
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William S. Burroughs+Kurt Cobain/THE "PRIEST" THEY CALLED HIM [Tim Kerr] rec.1992, release 1993
Design and Layout : Steve Connell
James Grauerholz (prod), Thor Lindsay (exec prod)
1992/09/25, Lawrence (Kansas)
William S. Burroughs (vo)
1992/11/??, Seatle
Kurt Cobain (g)
01. The "Priest" They Called Him
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なんと、CDに10分弱の1曲だけが収録された珍品。
とは言え、Kurt Cobain作品というだけで興味をもつ人は多いので、意外によく見かける。レア物ではない。
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言わずと知れたNirvanaのlead-vo、g、song-writerであるKurt Cobainが、たっての望みでBurroughsと共演。Kurtは大のBurroughsファンらしいのだ。
Nirvanaの歌詞にもBurroughsの影響が見て取れるらしいのだが、私はNirvanaには全く興味がないし、聴いたこともないので、その辺は全然知らない。
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共演といっても、先にBurroughsの朗読を録音しておき、それにKurtがグチャグチャなguitar soloをかぶせただけ。
朗読の内容に合わせて、冒頭をはじめ、散発的にSilent Night(きよしこの夜)のmelodyがばら撒かれるが、曲の構成らしきものは存在しない。練習レベルだ。
はっきり言ってうるさいだけ。Burroughsの朗読を聴く邪魔でしかない。
Kurtの自己満足作品なのだが、Kurtはこの1年半後1994/04/05に27歳という若さで自殺してしまうので、長年の思いを遂げられて、冥土の土産としてはよかったのかもしれない。
Burroughsとしては、特に彼に思い入れはなさそうだが・・・。二人は会ったことはあるらしい。
では中身を聴いていこう。
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