★Twitter 2021/01/14より転載+加筆修正★
The Cinematic Orchestra / LES AILES POURPRES : LE MYSTERE DES FLAMANTS (BANDE ORIGINALE MUSIQUE) = THE CRIMSON WING : MYSTERY OF THE FLAMINGOS (ORIGINAL SOUNDTRACK MUSIC). [Walt Disney] rel.2008
2008年公開の Disney Documentary Film 「LES AILES POURPRES : LE MYSTERE DES FLAMANTS = THE CRIMSON WING : MYSTERY OF THE FLAMINGOS = フラミンゴに隠された地球の秘密」の soundtrack。
【DVD】 ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密 [ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン] rel.2019
ジャケットを見てもわかるように、映像はもちろん素晴らしい。大昔、海外 Nature Documentary というと Disney の独壇場だった。その伝統が時折復活してくるのはうれしい。そしてそこに The Cinematic Orchestra ( TCO ) を乗っけようと思いついた制作側も卓見。
TCO のアルバムの中でも知られていない作品で、市場にもあまり出回っていないので入手に苦労した。Soundtrack なので、いつもの sampling や beat を控えめにし、strings のsymphony ( 演奏の中心は The London Metropolitan Orchestra ) に仕上げた作品。
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いつもの TCO らしさはないが、出てくる melody、harmony は紛れもないTCO。映像が強烈な美しさなので、映像上 soundtrack の印象は薄いかもしれないが、音楽単独で聴いても素晴らしい。
Strings 風 synth sound もかなり含まれているが、それと本物の strings が違和感なく混在している ( 1曲の中で共存していることも!) ところなぞ、さすがTCOだ。もう何度も聴いて堀り下げないと全貌がつかめない。
The Cinematic Orchestra - Arrival of the Birds
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Colorful な percussions と壮麗な strings がバランスよく共存した The Dance、b-cl を feature した Marabou などは特に素晴らしい。この b-cl、Tom Chant かと思ったらクレジットにない。誰?Martin Robertson という人か?
The Dance
Marabou
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TCO の作品としては、MA FLEUR (2007)、ROYAL ALBERT HALL (2008) の後になるのかな。Soundtrack 制作作業はたぶん平行して進められていたのだと思うが、Strings と synth の混在・融合テクは、Royal Albert Hall Live などにも存分に生かされてると思う。
しかしこの仕事は TCO にとっても負担が大きかったらしく、この作品の後 TCO は2019年の TO BELIEVE まで ( 音盤上は ) 10年沈黙することになる ( Compilationとして IN MOTION #1 (2012) はあったが )。
私は TCO は Jazz と同じ感覚で聴いてるんだけど、Jazz fan も TCO もっと聴けばいいのにな、といつも思う。Adlib part も多い人たちだし、4 beat fan でも普通に聴けると思うよ。
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