★Twitter 2020/10/16より転載+加筆修正★
Harold Mabern Trio / MABERN'S GROOVEYARD [DIW] rec.1996, rel.1997
DIW の Mabern にハズレなし。この一言で充分だろう。
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1960年代から活躍する人だが、若い頃はかなり強引な solo を取る人で、ややもすると単調な繰り返しに陥ることもあったが、STRAIGHT STREET [DIW] rec.1989, rel.1991 で大化け。自信たっぷりの piano を聴かせるようになり、solo も破綻しなくなった。「颯爽」という言葉がぴったり。
2019年に83歳で亡くなったばかりだが、晩年もバリバリと演奏活動をしていた。特に Eric Alexander (ts) を育てたのは最大の業績の一つ。Mabern の Memphis 相棒 George Coleman そっくりのtsだ。Coleman はまだお元気。
Harold Mabern、George Coleman、Booker Little、Frank Strozier は同じ高校出身で、musician デビュー後も共演の多い仲良しグループだ。Little だけ早死にしてしまったが。そういえば Strozier もまだご存命。演奏活動はもうやってないと思うが。
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この album は自作曲がないのも特徴。かといって安易な standard 大会でもない ( 有名曲は Ladybird と East of the Sun くらい )。これだけの veteran になると、引き出しも多いことに感服する。Duke Pearson や Gigi Gryce の曲を発掘してくるとこなど渋い。
Harold Mabern - Mabern's Grooveyard
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